カテゴリ
以前の記事
2011年 03月
2009年 10月 2009年 06月 2009年 02月 2008年 10月 2008年 07月 2008年 05月 2008年 02月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2006年 12月 2006年 09月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 04月 2006年 02月 2005年 11月 2005年 08月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 10月 アートスタディーズ全20回
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
第4回目を9月10日(土)に開催します。
ご来場心よりお待ちしております。 下のチラシ画像をコピーして持参いただいた方にはカラー冊子を プレゼントいたします。クリックしてコピーしてください。 ====================================================== アートスタディーズ[全20回]/レクチャー&シンポジウム 20世紀日本建築・美術の名品はどこにある? ◆第4回 1940年~(49年) テーマ《紀元2600年泰祝の建築/太平洋戦争下の美術》 ◆ ゲスト講師と内容 【建築】井上章一「大東亜の夢と広島をつなぐもの -丹下健三とその1940年代」 【美術】坂上義太郎「井上長三郎と新人画会」 【広告】加島卓「戦時下におけるプロパガンディストの論理 :報道技術研究会と今泉武治」 ====================================================== ◆ディレクター 彦坂尚嘉(美術家、美術史評) ◆プロデューサー 五十嵐太郎(建築史家、建築批評家、東北大学助教授) ◆アドバイザー 建畠晢(美術批評家、国立国際美術館館長) ◆討議パネリスト ◇暮沢剛巳(文化批評、美術評論家) ◇伊藤憲夫(多摩美術大学職員) ◇藤原えりみ(美術ジャーナリスト) ◇新堀学(建築家、NPO地域再創生プログラム副理事長) ◇南泰裕(建築家) ◇富井玲子(美術史家、PoNJA現懇主催)N.Y.からのIP参加 ◆年表作成 中島理寿(アート・ドキュメンタリスト) ◆日時:2005年9月10日(土) 13:30開場、14:00開始、17:30分終了、終了後懇親会 ◆会場:タマダプロジェクトコーポレーション アクセスはこちらをご覧下さいhttp://www.tamada-pj.co.jp/tpcmap.html ◆定員:100名(申込み先着順) ◆参加費:1,000円 ◆お申し込み・お問い合わせは 氏名、住所、所属、連絡先、予約人数を明記の上、下記e-mail アドレスへ art_studies2004@yahoo.co.jp ◆主催 リノベーション・スタディーズ委員会内 アート・スタディーズ実行事務局 ◆運営 リノベーション・スタディーズ委員会 NPOアート・シンクタンク(仮称)設立準備室 ◆後援 毎日新聞社 日本建築学会 #
by artstudy
| 2005-08-18 01:03
| 第4回
松隈洋「前川國男の神奈川県立図書館・音楽堂と戦前のコンペ案」レポート
松隈洋さんをゲストにお招きし、前川國男についてお話いただきました。松隈さんはかつて前川國男建築設計事務所に在籍していて、前川國男の生誕100周年となる今年、連続セミナーと展覧会を企画なさっています。 1954年に竣工した神奈川県立図書館・音楽堂は、前川國男の代表作であり、彼の主要なテーマであったテクニカルアプローチが試みられていることで広く知られています。 本レクチャーで松隈氏が強調なさったのは、この作品で初めて前川の平面計画の手法が実施されたのではないかということでした。そして、その源流は、戦前の1943年に行われた在盤谷(バンコク)日本文化会館のコンペで2等となった計画案の中にあるということでした。神奈川県立図書館・音楽堂の配置計画は、2つの建物をずらして配置し、それらをブリッジで繋いで一体化しています。そのことで敷地を分割して2つの広場とし、その広場と開放性の高い建物の内部とを連続させています。こういった手法がコンペ案にも見ることが出来ることを解説していただきました。 一方、このコンペで1等となった丹下案には、広島ピースセンターに繋がるシンメトリーで象徴的な空間構成を見ることが出来きます。そして、丹下案と前川案を、前者は左右均整の荘重な形式で、後者は自由な伸びやかな形式と比較した浜口隆一の評論を引き合いに、この戦前のコンペ案には、戦後の日本を代表する2人の建築家の設計手法の源流を見ることが出来ることをお話していただきました。 パネリストが加わってのディスカッションでは、様々な角度から討論が行われました。その一つとして、戦争の反省から戦後に変わったこととして、民族式の屋根が乗った帝冠様式がタブー視されたことがお話に挙りました。それに関連して、この会の1週間前まで北朝鮮に行っていらした五十嵐さんから、戦争で開放され、そして今でも戦争中である北朝鮮では帝冠様式風の建築物が今でも多かったということをお話いただきました。その他に、戦後、丹下健三が都市計画をしていたのに対して、前川國男は「上から網を掛けたようなものは作らない」として都市計画を行わなかったという違いについての指摘がありました。これは丹下は国民国家のための建築を志向していたのに対して、前川は市民のための建築を目指していたという違いにあるのではないかという指摘にも繋がり、彦坂氏の提起する象徴界、現実界の作品ということにリンクして、さまざまな議論がなされました。 (画像 上:神奈川県立図書館・音楽堂、下:在盤谷日本文化会館コンペ2等・前川案) #
by artstudy
| 2005-08-18 01:01
| 第3回
==========================================================================
アートスタディーズ[全20回]/レクチャー&シンポジウム …20世紀日本建築・美術の名品はどこにある? ◆第3回 1945年〜(54年)《大日本帝国の敗戦と建築・美術》 内容とゲスト講師 【建築】前川國男の神奈川県立図書館・音楽堂と戦前のコンペ案 ◇松隈洋(京都工芸繊維大学助教授) 【美術】《敗戦美術》と敗戦体験 ◇池田龍雄(アーティスト) 【書】 比田井南谷「電のバリエーション」について ◇比田井和子(天来書院社長) ========================================================================== ◆出演、上記ゲストのほか 彦坂尚嘉、五十嵐太郎、建畠晢 暮沢剛巳、伊藤憲夫、藤原えりみ 新堀学、南泰裕、富井玲子 ◆年表作成 中島理寿 ◆日時:2005年5月28日(土) 13:30開場、14:00開始、17:15分終了、終了後懇親会 ◆ 会場:タマダプロジェクトコーポレーション アクセスはこちらをご覧下さい http://www.tamada-pj.co.jp/tpcmap.html ◆定員:100名(申込み先着順) ◆参加費:1,000円(懇親会参加者は2,000円) ◆お申し込み 氏名、住所、所属、連絡先、予約人数を明記の上、下記アドレスへ art_studies2004@yahoo.co.jp #
by artstudy
| 2005-05-04 10:55
1950年代は第二次大戦後、朝鮮戦争などが起こる中で、美術の世界でも『実験工房』など新しい変化が起こった年代でもあります。そうした時代にありながらも戦前からある画題を戦後も描き続けることによって画業を進化させていった稀有な画家、奥村土牛の画業について、美術評論家の川口直宜さんにレクチャーをしていただきました。
川口直宜「奥村土牛の画業」レポート パネラー陣からは土牛の特徴的な色使いや、土牛は戦中戦後で桜というものがシンボル化していく過程を身をもって知りつつそれを画題にしたのではないか(『吉野』)という指摘、超然としていて意識的に時代と距離を取っているのではないかという意見、また、土牛の描く風景は、「窓」としての風景でありながら俯瞰法を採っていること、西洋のトロンプルイユ的なリアリズムとは異なる日本のリアリズムを追求することによって、一番新しい日本画を描いていたのではないか、という意見など、活発な議論が交わされました。(H) (図版)上:奥村土牛/聖牛/1953 下:奥村土牛/鳴門/1959 #
by artstudy
| 2005-05-04 10:54
| 第2回
難波和彦「立体最小限住宅をめぐって」レポート
難波和彦氏をゲスト講師にお迎えし、氏の師匠にあたる池辺陽の代表作「立体最小限住宅」《住宅No.3》について講議していただきました。作品の解説に留まらず、共産党に入ったことやダブルキヨシと呼ばれた清家清さんとのエピソードなど池辺陽について広範に語っていただきました。(写真:住宅No.3) 「立体最小限住宅をめぐって」と題されたレクチャーでは、《住宅No.3》は2階建で計画されたため「立体最小限住宅」と呼ばれたこと、高さ方向の検討やモジュールの採用のほか、家族が民主的に暮らすことや主婦の解放といった戦後の日本に起こった考え方が強く反映されていることなどをパワーポイントの写真や図面を使って解説していただきました。他の建築家たちの作品との比較も交えた解説で、50年代に盛んだった最小限住宅の総括的なレクチャーでした。取り上げられた主な作品として《増沢恂自邸》増沢恂、《斉藤助教授の家》清家清、《SH-1》広瀬鎌二など。また近年、注目されている9坪ハウスなどとの繋がりにも触れられました。(写真:増沢恂自邸) ディスカッションでは美術サイドから最小限住宅とミニマルアートとの関わりについて、建築サイドからは住宅と都市性についての質疑がそれぞれ起こりました。また、建築家は自分の設計した建物にアーティストが絵を掛けたり描くことについて賛否両論であることなどが話題となりました。 #
by artstudy
| 2005-05-02 13:28
| 第2回
|
ファン申請 |
||